2016年8月8日月曜日

"eラーニング"という言葉がもう古い?

eラーニングとは、企業内研修の提供方式のうちの一つといえます。それは、コンピュータやインターネットが世に出回りだした頃より、時間や場所を確保する必要がない、教材を電子データで提供できるため、印刷コストがかからない等といった多くの利点から、古くからの研修方式(講習会型、自習型等)に代替する最たるものとしてその地位を確立しています。

しかし、eラーニングって受講して面白い?役立ってる?と問われたときに、どうでしょうか?義務的なものをただ受講するだけ、苦痛でしかない、というのが多数意見なのではないでしょうか? 実際私も、法令遵守等、社員に通知しなければならない最低限の内容について、社員に通知しました、という証拠を会社が残しておくためだけに、eラーニングが使われているケースが多いと感じます。

eラーニングを可能としたインターネット技術、なかでも、eメールソフトとインターネットブラウザは、居場所にかかわらず、人々の間でテキストベースの情報を大量にやり取りすることを可能にしました。その後、通信回線の充実やHTML5の普及により、動画を中心としたマルチメディア媒体をより自由にやりとりできるようになり、今日において、伝えられないものは無く、伝達できる内容は、情報という枠組みをはみ出し、人間の思考回路に働きかけ得るもの全てと言えます。

従ってインターネットが爆発的に普及した1990年代におけるeラーニングのあり方は、今日において考え直す必要があるでしょう。どのみち何も残らない知識埋込型のコンテンツを提供し続けるより、気づきのヒントを提供する基盤として考えるべきだと思います。受講者立場から言えば、学ぶというより、気づく場所。心を動かすヒントを探す場所といったところでしょうか?

そうすれば、

  • 相変わらずeラーニングめんどくせーっ。
  • 1時間流しっぱなしで終わっちゃった。

というフィードバックは、

  • 昨日のコンテンツよかったね、感動しちゃった。
  • ビデオメッセージに出てくる一課の課長、会ってみたいな、いろいろ勉強になりそう。

という風に変わります。社員の行動様式を変える基盤、なんだかワクワクしませんか?

もはやeラーニングという言葉が古いのかもしれません。

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